≪デイ≫高松宇野航路

昭和31年から運行されていた高松宇野航路が令和1年12月16日をもって運行が休止されました。

私たちにとっては身近な乗り物だっただけに時代の流れとは言えさみしい気持ちでです。

そんななか、太陽をご利用頂く方のエッセーが新聞に掲載されました。

 

2019.12.26 朝晴れエッセー 

「お別れフェリー」

12月にしては朝から暖かな日に娘3人がお別れのフェリーに連れて行ってくれた。

出向1時間手前に宇野港に着いたがすでに数台の車が並んでいた。

出港が近づいてくると、大勢の人で待合室もいっぱいになり乗船の為に行列が出来た。

香川は主人の実家もあり、年に数回は利用していたが、7年前、主人が亡くなり、

父母も亡くなったいまでは、フェリーにのる事もほとんど無くなった。

子供の頃から、海を見て育ち、フェリーのある風景は当たり前だった。

瀬戸大橋が出来てから時代の流れには逆らえず、橋が出来る前は28分毎の運行が、

1日5便にまで少なくなった。それでも赤字は続き109年の歴史に幕がおり15日

の夕方の便を最後に無くなった。橋との共存は不可能になった。

最後の思い出に主人の写真と一緒に1時間の船旅。

並んで買った船内でのさぬきうどんは、今までになく美味しく、すこしさみしい味

がした。皆、思い出は同じなのか、首にカメラをぶらさげた人もいる。

デッキに出て海を眺めた。

遠くに瀬戸大橋も見える。

懐かしい島々。

瀬戸内海は穏やかだった。

娘たちに感謝。

四国フェリーさん、いままでありがとう。